契約延長を発表したばかりのルノーとロバート・クビサだが、来年いっぱいでクビサがルノーを離脱することも可能な契約になっているとの情報がある。
ルノーは7日(水)、クビサとの契約を2012年まで延長したことを発表した。ルノーのチーム代表エリック・ブーリエは、この複数年契約により、クビサに関する数多くのうわさがなくなるだろうと語っていたが、クビサのうわさがなくなる気配はない。
ルノーが昨年の10月にクビサとの契約を発表した際、リリースにはクビサが「2010年シーズン以降は」ルノーで走ると書かれていた。
しかし5月には、クビサの契約にはオプション条項があり、7月15日の時点でルノーがコンストラクターズ選手権4位以上になっていない場合、クビサはチームを離脱できるようになっていると報じられた。
7月15日まで、あとイギリスGPを残すのみとなっているが、現時点でルノーはコンストラクターズ選手権5位。4位につけるメルセデスGPとは20ポイント差になっている。
『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』によると、今回の新契約にも同様の条項が含まれており、ルノーが規定された成績を残せなければ、クビサは来季いっぱいでルノーを離脱できる可能性もあるという。
また2011年には、クビサの報酬も、ジェニイ・キャピタルが主要オーナーになったルノーチーム全体の予算も増額されるとのことだ。