エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が、2011年のルノー移籍に興味を抱いていると認めた。
ルノーは7日(水)、ロバート・クビサとの契約延長を発表したが、クビサのチームメートであるビタリー・ペトロフについては、何もふれられていなかった。
これまで、堅実なパフォーマンスを見せているペトロフだが、ルノーでのシートを獲得できたのは、ばく大な資金力や、ロシアの自動車ブランド、ラーダとの関係によるものだとされている。
しかし、ルノーは2011年に向けてマスターカードと大規模なスポンサー契約の交渉を行っているともうわさされており、タイトル争い復帰を目指すルノーが、持ち込めるスポンサー資金に関係なく、できるだけ速いドライバーをクビサのチームメートに選ぶ可能性はある。
最近、喜んで来年もフォース・インディアに残留すると語っていたスーティルだが、『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』が次のようなスーティルのコメントを報じた。
「僕にとってルノーは、もう1つの選択肢以上の意味があるよ」
『Sport1.de』によると、スーティルは前戦ヨーロッパGPが行われたバレンシアで、ルノーのチーム代表エリック・ブーリエに接触していたという。
来季のクビサのチームメート候補としては、ほかにもティモ・グロック(ヴァージン)、ニック・ハイドフェルド(メルセデスGP/リザーブドライバー)、そして2007年のチャンピオンであるキミ・ライコネンの名が浮上している。