フォース・インディアのリザーブドライバーであるポール・ディ・レスタが、イギリスGPを前にした心境を語った。
Q:シルバーストンでも金曜にVJM03へ乗り込みますね。今回は母国のファンの前です。どんな心境ですか?
ポール・ディ・レスタ(以下、ディ・レスタ):楽しみにしているよ。しばらくイギリスではレースをしていないしね。2005年にF3のユーロシリーズに行って、それからはDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)で走っているから、今回の凱旋(がいせん)には興奮している。特に、2年連続でイギリス人がチャンピオンになって、盛り上がっているからね。
ディ・レスタ:そして何より、またクルマに乗れることを楽しみにしているんだ。それも、シルバーストンのように高速なコースだからね。バレンシアでは、ストレートを走って曲がるだけだったから、あまり大きなチャレンジではなかった。でも、シルバーストンでは、クルマのパフォーマンスを引き出すことができるんだ。
ディ・レスタ:それに、こんなに長い歴史、伝統のあるコースでレースをするのは、とても特別なことだよ。
Q:シルバーストンの経験についてお聞かせください。ここでレースしたことはありますか?
ディ・レスタ:僕が小さいとき、いとこのダリオ(フランキッティ)がボクソールのジュニアカテゴリーでレースするのを見たけど、その後に僕の番が来て、2003年と2004年にはフォーミュラ・ルノーで走ったんだ。ポールからいいレースを走れたんだけど、その後はヨーロッパでのレースを始めてしまった。
ディ・レスタ:でもシルバーストンで一番の思い出は、2004年にマクラーレン・オートスポーツBRDC賞の賞品として初めてF1に乗ったことだね。この賞では、すべての評価がシルバーストンで行われていたから、僕のキャリアにとってはシルバーストンがとても大きな意味を持っているんだ。
ディ・レスタ:F1マシンでシルバーストンを走れば、特別な興奮を味わえるだろうし、とても楽しみにしているよ。とは言っても、これまでと同じアプローチで取り組んでいく。きちんと安定した走りでチームに貴重なフィードバックをして、将来へ向けてコースを覚える。