カルン・チャンドック(ヒスパニア・レーシング)が、スポンサーからの資金不足により、シートを失う可能性がある。
『Hindustan Times(ヒンドゥスタン・タイムズ)』が12日(土)に報じたところでは、ヒスパニア・レーシング(HRT)のチーム代表コリン・コレスが、チャンドックの後任候補と交渉を行っているようだ。
ミナルディやスパイカーからF1に参戦経験のある、クリスチャン・アルバースも後任候補になっているとのこと。アルバースにはF1経験があるだけではなく、F1やDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)、そしてル・マンにコレスのチームから参戦していた。
アルバースは最近、F1に復帰する可能性があるとして、「忠実に僕を支えてくれるスポンサーの助けを借りて、成功するかもしれない。最後の一押しをしてくれる可能性のあるパートナーがいるんだ」とコメントしている。
『Hindustan Times(ヒンドゥスタン・タイムズ)はさらに、ナレイン・カーティケヤンやパストール・マルドナード、そしてHRTのテスト兼リザーブドライバーである山本左近らも後任候補になっている可能性があると報じた。
「キャリアのどこかの時点で」フォース・インディアへ移籍することを目指しているとモントリオールで明かしたチャンドックだが、インド経済からの支援が十分ではないことを認め、こう語った。
「GP2やF3の時にも(インドの)スポンサーを探していた。かかわりたがる人はいるんだけど、みんな日和見的な態度を取っている」
チャンドックの父ビッキー・チャンドックは、インドのモータースポーツ界の有力者だが、今週末はモントリオールに姿を見せている。