キミ・ライコネン本人が、F1へ復帰する可能性があることを認めた。
これは、ライコネンが『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』とのインタビューで語ったものだが、ライコネンは今年からフル参戦しているWRC(世界ラリー選手権)のほうが満足できるため、すぐにF1へ復帰することは望んでいないとも話している。
自身のスポンサーであるレッドブルのイベントに参加し、2度目のF1キャリアを始める可能性があるのか質問されたライコネンは、「もちろんだよ。どんな可能性だってある」と答えた。
だが、今でも“F1ドライバー、ライコネン”だという感覚はあるかと聞かれると、「それはもう過去のこと、終わったことだよ。寂しいとは思っていない」と答えている。
さらにライコネンは、シトロエンとの新しい仕事が気に入っていることを次のように強調した。
「今の仕事も、環境全体も気に入っているよ。でも、学ばなきゃいけないことがたくさんあるし、僕は自分のしていることをうまくこなしたいんだ。リラックスした環境では、うまくやることなんてできない」
F1ではタイトルを獲得しているライコネンだが、ラリーでもタイトルを獲得したいと思うか問われると、こう答えている。
「だれも未来のことなんて分からないけど、答えはイエスだね。それが夢だよ」
「いまは学習のときなんだ。F1での過去が悪い影響を与えることはないよ」
またライコネンは、F1よりもラリーの方が難しいと語る。
「常に変化しているんだ。天候や路面、そしてコースがね。柔軟に対応できるようにして、すぐに対処しないといけない」とライコネンは加えた。
どちらの方が楽しいか質問されると、「ラリーだよ! 常に新しい挑戦になるからね」とライコネンはためらうとなく答えた。