トルコGPでは、レッドブルだけではなく、フォース・インディアもFダクトを初投入するようだ。
リアウイングをストールさせ、ストレートでのトップスピードを向上させるFダクトシステムは、マクラーレンが他チームに先駆けて導入したが、すでにフェラーリ、メルセデスGP、ウィリアムズ、ザウバーなども導入し始めている。
レッドブル同様、フォース・インディアもトルコGPでFダクトシステムを投入するようで、チームの公式Twitterには「うまく向上できるはずだ」と書き込まれている。
ドライバーであるビタントニオ・リウッツィはフォース・インディアのシステムについて、ドライバーがコックピット内に設けられた穴をふさぐことによってエンジンカバーやリアウイングのすき間への気流をコントロールすると明かした。
「目標はQ3に進出すること。そしてポイント獲得だね」
「モナコよりも前に2台でポイント獲得できていたはずだけど、いろいろな理由からそれが実現していなかった。だから、ルノーに追いつくためにも、2台でトップ10に入り続ける必要がある」とリウッツィは語っている。
また、スペインGPでフェラーリが使用していたシステムは、手によって空気の流れをコントロールするシステムになっていたが、今回はひざで操作するシステムに変更されているようだ。
ステアリングの位置の関係で、フェリペ・マッサ(フェラーリ)はスペインで、チームメートのフェルナンド・アロンソよりも大きく手を動かしてFダクトを操作していたことから、特にマッサがこの変更を歓迎しているという。