GP2に参戦していたデュランゴが、トヨタと2010年型車F1マシンを買い取ることについて話し合いを行っているようだ。
財政的な問題からGP2を撤退しているデュランゴだが、2011年のF1参戦に向けてエントリーを申請したことが先月、明らかになっている。
『Italiaracing(イタリアレーシング)』によると、デュランゴのイボーネ・ピントン代表はトヨタとの交渉を認めているようだ。
2009年限りでF1を撤退したトヨタだが、2010年に向けて開発は進められていたため、2台の2010年型シャシーが完成しており、USF1やステファンGPがこれを使用するとの報道もあった。
また、ステファンGPは当初TF110と呼ばれていたこのクルマの名称をS-01に変更し、最近には中嶋一貴がこのクルマを走らせいたことも明らかになっている。
『Racecar Engineering』誌は、塗装がされていないカーボンファイバーがむき出しの状態で、レッドブルやBMWザウバーを思い起こさせるようなフロントエンドを装着したクルマの写真を掲載した。
ピントンは「2つの大きな国際的グループ」がデュランゴのF1参戦計画を支援していると語っていたが、『Italiaracing(イタリアレーシング)』はそのうちの1つはロシアのグループだと報じている。