中嶋一貴、2011年は「絶対にレースをします」

今年はレース活動をすることのなかった中嶋一貴が、来年は絶対にレースを走ると宣言した。

2010年からのF1参戦を目指していた、ステファンGPのドライバー候補だった中嶋。しかし、ステファンGPのF1参戦が実現することはなく、中嶋は結局、レース活動をしないまま2010年シーズンを終えることになった。

29日（月）と30日（火）にはフォーミュラ・ニッポンの合同テストに参加することから、国内復帰のうわさもある中嶋だが、自身のブログで語っていたとおり、まだ来年の活動が決まったわけではないようだ。

中嶋は、トヨタのファン感謝イベント『トヨタ・モータースポーツ・フェスティバル2010』に参加後、合同記者会見で次のように今回のテスト参加について語った。

「僕自身、1年間レーシングカーにまったく乗っていない状況でしたので、走る機会があれば、できるだけ走らせていただきたいというのが第一の理由で、テストをさせていただきます」

また、国内復帰も選択肢に入っていることは間違いないようで、中嶋はこう続けた。

「今後については、状況的には微妙なところでして、あまり言うことができないのですけれど、いつもずっと言ってきたと思いますけど、僕個人の一番の希望としては、海外で活躍したいというのがあります。ただ、現実今のところ、日本国内でやるということもひとつの選択肢としてはあるので、そのうちしっかりと発表できると思います」

中嶋は、今でもF1が一番の目標であるとしつつも、レーシングドライバーとしてレーシングカーを走らせることが最優先だと話した。

「自分の中では常に、F1で活躍するということをずっと目標にしてきましたし、それはこれからもずっと変わらないと思います」

「ただ、F1以外のレースもすべて選択肢に入ってくると思いますし、僕自身何よりも、レーシングドライバーというのが自分の職業だと思っていますので、プロとして、レーシングドライバーとして活躍できる場があれば、どこでも乗っていきたいと思っています」

そして中嶋は、来年もレース活動をせずに過ごすことはないと語った。

「何にしても、絶対にレースはします。2年乗らないことはないと自分では思っています」

TopNews携帯サイトでは、近日中に会見での中嶋のコメントを全文掲載します。

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