セバスチャン・ブルデーが、F1へ復帰する可能性は低いと認めた。
ブルデーはトロ・ロッソに所属していたが、2009年シーズン中に解雇され、現在はスーパーリーグやル・マンなどに参戦している。
ブルデーはアメリカのチャンプカーで圧倒的な強さを見せ、4年連続でタイトルを獲得。2008年にトロ・ロッソからF1にデビューしていた。
F1でのシートを失ったブルデーだが、スポンサーの不足により、アメリカでトップチームのシートを獲得できなかったと認めており、F1へ復帰する可能性が低いことも認め、『sports.fr』へこうコメントした。
「僕は31歳だよ。F1のコックピットへどうやって戻るのか、その道が見えない。しかも、すでに僕はF1でうまくいっていなかったからね」
「誰かがオファーしてくれたら、断る理由はないよ。でも、僕としては、もうF1を目指すのはやめた」
またブルデーは、トロ・ロッソは「黙ってドライブするヤツ」を求めていたとして、チームとの関係が常に難しいものだったと認めている。
「彼らは開発やクルマの技術的な方向性を決めていなかったから、いつもああいった形で終わっていた」
「今では後悔していないよ。でも、F1に挑戦しなければ後悔していたと思う」とブルデーは加えた。
ルノーがビタリー・ペトロフと契約するまで、ブルデーがルノー入りするのではないかとも言われていたが、ブルデーはルノーの新チーム代表エリック・ブーリエと交渉したことはないと語る。
「彼のことはよく知っているし、友人だよ。でも、そのことについては話したこともない」
「僕はロメ(グロジャン)が残留することを願っていたんだけどね。才能のあるフランスのドライバーは多いんだけど、経済的な問題から、資金面でのサポートを得ることが難しいんだ」
「残念なことに、F1のシートは数が少なくて高額だからね」