金融系メディアの報道によると、F1にエンジンを供給するコスワースが、間もなく株式公開を行う可能性があるようだ。
コスワースが新規3チームとウィリアムズへエンジンを供給することでF1へ復帰したことにより、コスワースの上場には3億6,000万ドル(約321億円)ほどの価値があると報じられている。
2004年にフォードからコスワースを買い取っていた主要出資者のジェラルド・フォーサイスとケビン・カルコーベンは、2008年に200万ドル(約1億8,000万円)だった利益が、今年は7,000万ドル(約62億5,000万円)になることを予想し、株式公開を検討しているという。
株式公開のために、監査法人のデロイトと契約した可能性があるとも報じられており、F1から撤退して200名の人員削減を行った2006年以来、急激に業績が回復していることを示す情報もある。
コスワースのスポークスマンは『The Northampton Chronicle(ノーサンプトン・クロニクル)』へ、次のようにコメントしている。
「大きな成功を収めている企業には、上場のうわさがつきまとうものだ。この2つは密接な関係がある」