ピレリ、タイヤ戦争復活は望まず

2010年05月15日(土)
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ピレリが、他のタイヤメーカーとF1でタイヤ戦争を繰り広げるつもりはないと明言した。

現在F1の単独タイヤサプライヤーになっているブリヂストンは、今季限りでF1へのタイヤ供給を終了する予定だが、ピレリが来年からのタイヤ供給に向けて申請を行ったことが先週、正式に発表された。

ミシュランも来年のF1復帰を目指しているが、F1にタイヤ戦争を復活させるというミシュランの望みをピレリが満たす可能性もあると最近にはうわさされていた。

しかし、次のように語るピレリのレーシング・マネジャー、マリオ・イゾラのコメントを『Auto Hebdo(オート・エブド)』が掲載している。

「現在われわれは、単独供給について話し合っている。自由な競争についてではない」

2011年のタイヤサプライヤー選定については、今週末のモナコGPで大きく前進するともうわされていたが、今週末に何らかの進展がある可能性は低くなってきた。

「複数の企業がF1へのタイヤ供給に興味を示しているのはいいニュースだ」マクラーレンのチーム代表であり、F1チームが組織するFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)の会長でもあるマーティン・ウィットマーシュはこう語った。

『Auto Hebdo(オート・エブド)』は来年のタイヤサプライヤー候補として、ピレリとミシュランの他にも、ブリヂストン、エイボン、クムホ、ハンコックの名を挙げている。

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