フランスのGP2チームARTグランプリも2011年からのF1参戦を目指している。
「そうだ。われわれも2011年に世界選手権へ参加する申請を行った」ARTの共同創設者フレデリック・バスールがこう『Auto Hebdo(オート・エブド)』へ語っている。
ARTでは、統括団体FIA(国際自動車連盟)の会長ジャン・トッドの息子であり、フェリペ・マッサ(フェラーリ)のマネジャーでもあるニコラ・トッドがチーム首脳を務めている。
2011年のF1にエントリーを申請するチームは、4月15日までエントリーの意志があることを表明する必要があったが、FIAによる審査を経て、7月に参戦チームが選出される予定だ。
「われわれの現在の活動に影響を与えることなく、この複雑な事案への準備を最高な形で整えるため、今までF1参戦の意志を公表したくなかった」とバスールは加える。
バスールによると、すでにF1へ参戦しているチームはARTが参戦を目指していることを把握しており、ARTは「メルセデス、フェラーリ、ルノーといい関係を築いている」とのこと。
「エンジンについてはまだ決定していない」とバスールは語った。
『Auto Hebdo(オート・エブド)』によると、ART以外にもエプシロン・エウスカディ、デュランゴ、ステファンGPが2011年のF1参戦を目指しているようだ。