クムホ、2011年F1へのタイヤ供給の意志を正式表明か

2010年05月10日(月)
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どのメーカーが2011年のF1にタイヤを供給するのかいまだ決まっていないが、クムホもタイヤ供給に向けて動き出したようだ。

ミシュラン、ピレリ、エイボンが2011年のF1へタイヤを供給することを目指しているが、すでに今年限りでの供給終了を発表しているブリヂストンが供給を継続する可能性もあると言われている。

資金面の条件を半額に減らしたミシュランが最有力候補だとの意見もあり、エイボンについては、料金的には安いものの、リスクが高くなるとしてチーム側は難色を示しているとも言われる。

F1チームが組織するFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)の会長マーティン・ウィットマーシュ(マクラーレン/チーム代表)は、ピレリかエイボンを選択した場合、使えるデータがないために、最終的にはコストが高くなってしまう可能性があると語った。

「大きなチームは、タイヤそのもののデータを集めるため、独自にエンジニアを用意するだろう。小規模なチームにはそんな余裕がないので、そこで格差ができてしまう」とウィットマーシュはコメントした。

だがここへきて、F1へタイヤを一度もタイヤを供給したことのない韓国のメーカー、クムホが来年にタイヤを供給する意志があることを正式に文書で表明したとみられている。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌によると、この文書はF1の統括団体FIA(国際自動車連盟)と、F1の商業面を仕切るバーニー・エクレストンに送られたとのこと。タイヤ供給の問題は事実上、商業的な問題であるため、エクレストンがタイヤサプライヤー選定の責任者になっている。

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