2011年からのF1参戦を目指すエプシロン・エウスカディにとって、複数のシーズンを戦う能力があると証明することが次のステップなようだ。
単なる代理ではなく、F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)の会長であるジャン・トッド本人がチーム本拠地の訪問を今週に予定していたことから、エプシロン・エウスカディが2011年からのF1参戦を認められる最有力候補だと報じられている。
トッドはすでに、エプシロン・エウスカディにはきちんとしたF1チームを設立できるような、技術面での能力があることを確信しているとみられるが、FIAは新規チームの経済的な能力も重要視しているようだ。
スペインGPが開催されているカタルーニャ・サーキットに姿を見せたホアン・ビラデルプラットの次のようなコメントを、『Auto Hebdo(オート・エブド)』が報じている。
「われわれは、必要な資金の確保に取り組んでいる」
「2011年へ向けた予算はあるが、その先の予算がない。だが、新チームが高い競争力を発揮するには、4シーズンが必要になる」
「私はFIAに対し、複数年にわたってF1にとどまることができるような、強力な経済的基盤があることを証明するつもりだ」