フラビオ・ブリアトーレは、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が7つのタイトルを獲得した以前のような姿に戻ることはないと考えているようだ。
フェラーリに所属していた2006年にF1を引退してから3年、シューマッハはニコ・ロズベルグのチームメートとしてメルセデスGPで現役復帰を果たした。
だが開幕からシューマッハは苦戦が続いており、シューマッハは全盛期を過ぎたドライバーなのか、それともスピードを取り戻すのに時間がかかっているだけなのか、関係者の間でも意見が分かれている。
ドライバーへ故意にクラッシュすることを指示したとされるクラッシュゲート発覚後、F1界からは離れているブリアトーレだが、シューマッハがベネトン(現ルノー)で1回目と2回目のタイトルを獲得したとき、ベネトンのチーム責任者を務めていた。
そのブリアトーレは、シューマッハが引退前の状態に「戻ることはない」と語り、こう続けた。
「私は常に、マイケル(シューマッハ)がロズベルグを相手に苦戦すると言ってきた」
「かつてないほど多くのドライバーがレース優勝を争うことになるので、今年は彼にとって居心地の悪いものになるだろう」