各F1チームが、2013年から6年間の新エンジンルールに間もなく合意するようだ。
2012年までは、現行のエンジン開発凍結が維持されるものの、その後はパワーを落とさずに低燃費、低排出ガス、そして小規模チームも導入しやすいエンジンになるという。
『El Mundo Deportivo(エル・ムンド・デポルティーボ)』紙は、4気筒で1.5リッター、ツインターボで直噴のエンジンにするということで原則合意に達したと報じている。
また、この新規則にはKERS(運動エネルギー回生システム)も含まれているようだ。
「もしF1が現実的な走行条件に役立つものを開発する必要があるとしたら、ターボ付きでGDI(ガソリン直噴エンジン)のエンジンが最適なものになるだろう」
「そういったものをわれわれは支持する」フェラーリのアメデオ・フェリーザCEOは北京モーターショーで『Autocar(オートカー)』誌へこう語った。
おそらく燃費や排出ガスが理由だと思われるが、メルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグも小さなエンジンの導入を支持しているものの、F1はハイテクであり続けるべきだとも語っている。
「もしボーイング747でヨーロッパから日本まで行けば、F1シーズン全体で使うよりも多い燃料を使うことになる。もっと広い視点でものごとを見る必要がある」とハウグは話していた。