フォース・インディアのリザーブドライバーであるポール・ディ・レスタが、中国GPを前にした心境を語った。
Q:ポール、これまでにフリー走行を2回経験しましたね。その中でどんなことを学びましたか?
ポール・ディ・レスタ(以下、ディ・レスタ):マレーシアでは、比較的うまくいったよ。事前にシミュレーターで走ることができなかったから、僕にとっては完全に新しい経験だったし、コンディションもかなり異なっていたから、とても難しかった。
ディ・レスタ:気温が高かったし、タイヤの反応も違ったから、難しいものだったけど、前進することができたと感じられたし、進歩して、いい経験を積むことができた。
ディ・レスタ:身体的に厳しいとは思わなかったけど、暑さと湿度は別格だね。DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)でもクルマの中は暑くなるけど、あの暑さは経験したことのないものだった。それも学習のうちだし、うまく慣れることができたと思うよ。
Q:オーストラリアではエイドリアン(スーティル)のクルマ、マレーシアではトニオ(ビタントニオ・リウッツィ)のクルマ、これまで2台のクルマに乗ることができましたね。これによって、特に難しくなることはありませんでしたか?
ディ・レスタ:エンジニアやメカニックが違うから、それぞれのクルーが別々のやり方をしているけど、クルマはとても似ているんだ。今はトニオやエイドリアンがどんな基本セットアップにしたいのか、それをつかもうとしているんだけど、プログラムはレースドライバーとまったく同じものだよ。
ディ・レスタ:今はまだ僕のクルマじゃないってことが分かっているから、少しずつペースを上げていって、きちんとコントロールし、建設的にデータを集めるように気を付けないといけない。
Q:これまでに上海インターナショナル・サーキットを走ったことはありますか?
ディ・レスタ:ないよ。今回も新しいサーキットになるし、事前にシミュレーターで走ることもないから、ゼロから新しいコースを覚えることになる。少なくとも、コース幅の広いティルケ(ヘルマン・ティルケ/サーキットデザイナー)のコースはある程度経験したから、今回も着実に進歩できるはずだよ。