ミラーの取り付け位置変更の実施が延期されたようだ。
近年のF1では、従来のコックピット脇ではなく、ドライバーから離れたサイドポットの脇にミラーを取り付けるチームが増えていたが、次戦中国GPからサイドポッドにミラーを取り付けることが禁止されることが1日(木)に明らかになっていた。
ドライバーから離れた位置にミラーを取り付けると、視認性が悪化するため、安全上の問題があるとして禁止される予定になっていたが、この位置にミラーを取り付けていないチームは何の影響も受けないことから、議論が紛糾したようだ。
だがこのミラーの取り付け位置変更の背景には、圧倒的な速さを見せているレッドブルのペースを低下させようとする意図もあるとささやかれている。
いずれにしろ、現在サイドポットの脇にミラーを取り付けているチームは、2週間後の中国GPではなく、1ヵ月後のスペインGPまで時間の猶予を与えられたようだ。