ルノーのビタリー・ペトロフが、マレーシアGPを前にした心境を語った。
Q:ビタリー、メルボルンでのレースは序盤で終わってしまいましたが、F1で初めてのストリートレースはいかがでしたか?
ビタリー・ペトロフ(以下、ペトロフ):サーキットは気に入ったよ。ストリートサーキットらしく、とてもバンピーで挑戦しがいのあるコースだった。ポイントも狙えると思っていたから、あんなに早くリタイアしたのは残念だよ。
ペトロフ:ガッカリしてはいるけど、いい面もあった。クルマは大きな可能性を秘めていて、とても競争力が高いと明らかになったからね。マレーシアでは、その性能を最大限に引き出すことを目標にする。
Q:チームと働き、クルマをセットアップするのは楽になりましたか?
ペトロフ:F1では急速に学習していかないといけないけど、クルマに乗るたびに進歩していると感じているよ。2レースを終えて、経験を積むことができたし、チームと一緒にどうやってクルマを向上させていくか、より理解を深められている。
ペトロフ:これはGP2とは大きく異なっていることだから、シーズンを通じて進歩していくよ。
Q:R30のバランスはいかがですか? 現状のクルマの武器は何だと思いますか?
ペトロフ:基本的にクルマのバランスはいいし、一貫していて、コーナーでも安定している。これによって運転しやすくなるけど、上位に近づくには全体的なダウンフォースを増やす必要があるね。
ペトロフ:マレーシアに向けて、空力の改良を行うから、もう少しパフォーマンスが向上するはずだよ。
Q:セパンに向けて、何を期待していますか?
ペトロフ:GP2で走って知っているサーキットだから、金曜(2日)はサーキットを覚えるのに時間を使う必要もない。これで、いいセットアップを見つけたり、タイヤを評価したりすることに、今までよりも集中できるようになる。
ペトロフ:完走できることを心から願っているし、僕にとっては走行距離をのばして、レースの距離を走りきる経験をすることが大切だから、それを目標にするべきだね。メルボルンでのロバート(クビサ/チームメート)のリザルトは、クルマのポテンシャルを示しているから、初ポイントを獲得できることを願っている。