ルノーのロバート・クビサが、マレーシアGPを前にした心境を語った。
Q:ロバート、バーレーンは残念な結果になりましたが、メルボルンでの2位はうれしかったのではないですか?
ロバート・クビサ(以下、クビサ):完ぺきと言えるようなレースだったし、チームにとっても最高な結果だった。スタートはうまくいったんだけど、バーレーンのようなことを繰り返さないために、落ち着いて1コーナーへ入っていった。
クビサ:レース序盤のピットストップでいくつかポジションを上げたけど、ピットで最高の仕事をしてくれたメカニックには感謝しないといけないね。その後のレースは、一貫した走りをして、ミスをしないことに集中した。
クビサ:路面のコンディションが変わっていったし、ソフトタイヤが摩耗していったから厳しかったよ。ソフトコンパウンドで50周走ったんだけど、速いクルマを抑えるのは簡単じゃなかった。
Q:外から見ていると、いろいろなことが起きたレースでした。コックピットの中ではどう感じましたか?
クビサ:僕としては、いたって普通のレースだったよ。ピットストップのあとは一貫性した走りを続けて、タイヤをいたわらないといけなかったからね。
クビサ:ハミルトン(ルイス・ハミルトン/マクラーレン)やマッサ(フェリペ・マッサ/フェラーリ)といいバトルをしたけど、ほとんどのオーバーテイクは僕の後ろで起こっていたと思うよ。
Q:新しい改良で、R30はどのように進化していると感じていますか?
クビサ:アルバート・パークはバーレーンとはまったく違うサーキットだから、判断するのは難しいよ。クルマの一貫性はいいし、運転しやすくなっているから、ポジティブな点は確実にある。僕も満足しているよ。でも、トップチームと比べたとき、まだパフォーマンスを向上させないといけない部分もある。
クビサ:変わりやすい天候のせいで、メルボルンはいつものレースとは違っていた。表彰台を獲得できたのは最高だけど、自分たちのパフォーマンスのレベルについては、現実的であり続けるべきだよ。
クビサ:いつもこんなレースになるわけじゃないし、どんなレースでも表彰台を争えるように、懸命に働いていく必要がある。
Q:セパンは、低速、中速、そして高速のコーナーもあるサーキットです。R30はどのようなパフォーマンスを見せると思いますか?
クビサ:繰り返すようだけど、まだ2レースしか走っていないから予測するのは難しいよ。僕たちにとって理想的なサーキットだとは思わないけど、クルマは暖かいコンディションでいいパフォーマンスを見せることがオーストラリアで分かったから、マレーシアの暑さが味方になるかもしれない。
クビサ:コーナーがたくさんあるから厳しいサーキットだし、コース幅が広いから、自信を持って本気でプッシュして限界を見つけることができる。
クビサ:最近は高速コーナーがあまりチャレンジングではなくなっているけど、今年は燃料の搭載量が増えているから、より厳しくなると思う。豪雨になる可能性も高いし、今回も午後の遅い時間にレースが始まるから、またウエットのレースになるかもね。