2010年オーストラリアGP金曜プラクティス1回目の結果

2010年03月26日(金)
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2010年オーストラリアGP金曜プラクティス1回目の結果2010年F1第2戦オーストラリアGPが3月26日(金)、アルバート・パーク・サーキット(1周/5.303km、3月28日決勝58周/307.574km)で開幕し、現地時間12時30分(日本時間10時30分)から90分間、プラクティス1回目が行われた。

2010年のF1が早くも2戦目を迎えた。今回の舞台はオーストラリア。例年、オーストラリアGPはシーズン開幕戦として開催されることが多かったが、今年はバーレーンGPが開幕戦となり、オーストラリアGPは2戦目として開催されている。

フォース・インディアでは、リザーブドライバーのポール・ディ・レスタが1回目のフリー走行に出走する。これは、シーズン中のテストが厳しく制限される中、ディ・レスタに経験を積ませるための措置だが、今回はエイドリアン・スーティルがシートを譲ることになっている。

セッション開始時の天候は晴れ、気温25℃、路面温度は36℃。セッション序盤はガレージにとどまるクルマが多かったが、まだ信頼性の問題を抱えているヒスパニア・レーシングやヴァージンはセッション序盤から積極的に走行した。

セッション中盤には小林可夢偉(ザウバー)がショートカットを防止するためのボラードに接触し、コース上にパーツの破片が散乱したため赤旗が出された。

セッションはすぐに再開したが、走行を再開した可夢偉のフロントウイングが走行中に脱落。可夢偉はクラッシュすることなくクルマを止めたものの、コース上に再びパーツの破片が散乱し、このセッション2度目の赤旗が出た。

セッションが再開すると、ロバート・クビサ(ルノー)がトップに。その後、クビサのタイムを上回るドライバーは現れず、このセッションはクビサがトップで終了した。クビサのタイムは1分26秒927だった。

2位から5位までの結果は次のとおり。

2位ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)1分27秒126、3位ジェンソン・バトン(マクラーレン)1分27秒482、4位フェリペ・マッサ(フェラーリ)1分27秒511、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)1分27秒686。

小林可夢偉(ザウバー)は18位だった。

【セッションレポート】
セッションが始まると、ヤルノ・トゥルーリ(ロータス)を先頭に各車が続々とコースイン。ディ・レスタもコースインしている。セッション開始から約10分でミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)がコースインし、全ドライバーがインストレーションラップを終えた。

インストレーションラップを終えると、各車ともガレージにとどまったが、開始約20分でブルーノ・セナ(ヒスパニア・レーシング)が走行を開始した。セナが数周を走ってガレージへ戻ると、入れ替わるようにルーカス・ディ・グラッシ(ヴァージン)が走行を開始している。

開始約30分でカルン・チャンドック(ヒスパニア・レーシング)もコースイン。他のドライバーも次々に走行を開始し、コース上を走るクルマの数が増えてきた。

開始約40分、小林可夢偉(ザウバー)が11コーナーの内側にある、ショートカットを防止するためのボラードに接触。フロントウイングを壊してしまった。コース上にパーツの破片が飛び散ったため、赤旗が出されてセッション中断となった。

赤旗はすぐに解除され、ジェンソン・バトン(マクラーレン)がトップに立った。その後ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)がバトンのトップタイムを更新したものの、またバトンがすぐにトップタイムを更新している。

残り約30分、走行を開始した可夢偉のフロントウイングが走行中に脱落。可夢偉はクラッシュすることなくグラベルにクルマを止めたが、今回もコース上にパーツの破片が散乱したため、再び赤旗が出された。

今回の赤旗もすぐに解除され、セッション終盤に向けて多くのクルマがコースインした。セッションが再開すると、ロバート・クビサ(ルノー)がトップに、そしてロズベルグもタイムを更新して2番手につけている。

残り約10分、ペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)がコース上でクルマを止めてしまった。これでザウバーは、2台とも最後までセッションを走りきることなくフリー走行を終えたことになる。

結局、クビサがトップのままセッションが終了した。

オーストラリアGPプラクティス2回目は、このあと現地時間16時30分(日本時間14時30分)から行われる。

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