チャンドック、インドGP関係者からの資金提供を否定

カルン・チャンドック（ヒスパニア・レーシング）は、来年に初開催される予定のインドGPを計画しているグループが、ヒスパニア・レーシングでのシートを獲得するための資金を提供したとのうわさを否定した。

F1最高権威バーニー・エクレストンは最近、インド出身であるチャンドックのデビューを歓迎しながら、「ジェイピー・グループのおかげで、2011年にインドGPが開催される」と語っていた。

インドの複合企業であるジェイピーは、首都ニューデリーから40kmの場所に、ヘルマン・ティルケの設計によるF1サーキットを建設中だ。

チャンドックは、スポンサーから500万ドル（約4億6,000万円）の支援を受けてヒスパニア・レーシングのシートを獲得したが、ジェイピーが直接関与したことは否定している。

「ジェイピー・グループは、僕のシート獲得に何の影響も与えなかった」こう『Forbes India（フォーブス・インディア）』に語るチャンドックの父は、インドのモータースポーツ界の重要人物であり、FIA（国際自動車連盟）の関係者でもある。

「僕の父も僕自身も関係者を知っているし、2011年の（インドGP）プロジェクトに向けていろいろなアドバイスをしている。でも、僕のシートに関しては、今のところ何のつながりもないよ」

またチャンドックは、2006年にレーシングドライバーとしてのキャリアが終わりかけたが、エクレストンの支援によってキャリアを続けることができたと明かしている。

「テストシーズンが始まる1週間前、バーニー・エクレストンがデュランゴ（GP2チーム）との契約をまとめてくれたと伝えてきたんだ。これで僕のキャリアが救われた」

「まさに、僕のキャリアでの決定的な瞬間だったし、この恩は決して忘れない」

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