ロータス、107%ルール復活に反対

2010年03月16日(火)
ロータス、107%ルール復活に反対 thumbnail

2010年にF1で107%ルールが復活することはなさそうだ。

F1を統括するFIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長や、F1最高権威バーニー・エクレストンはバーレーンで、107%ルールの復活を目指すと語っていた。

107%ルールが復活した場合、予選でポールポジションから107%以内のタイムを記録できなかったドライバーは予選落ちとなり、決勝に出場することはできない。

しかし、今シーズン中に107%ルールを復活させるには、全チームの同意が必要になる。

「そんなルールがないままシーズンが始まったのだから、私なら“ノー”に投票する」

「だが、われわれは107%をクリアしているので、関係ないよ!」ロータスのチーフテクニカルオフィサー、マイク・ガスコインは『GP Week(GPウィーク)』へこう語った。

バーレーンGPの予選に107%ルールを適用した場合、ロータスとヴァージンは2秒の余裕をもって予選を通過できる。しかし、ヒスパニア・レーシング(HRT)は2台とも107%ルールをクリアできず、予選落ちとなってしまう。

だがガスコインは、F1ではテストが厳しくされていることから、苦しい状態にあるHRTにとって107%は不公平なものになると語る。

「テストがない。それなのに、“君たちはレースできない”なんて言われたら、HRTはどうやってペースを向上させるんだ?」とガスコインは加えた。

2011年に向けてルールを変更するには、70%の同意が必要になる。フェラーリのステファノ・ドメニカリ(チーム代表)は、107%ルールに賛成することを示唆していた。

この記事をシェアする
関連トピックス
関連記事
前後の記事

前後の記事
F1 2010 ニュース一覧