給油が禁止された2010年のF1で、ルール変更が必要だとする意見が早くも出ているが、フェラーリのステファノ・ドメニカリ(チーム代表)はもう少し冷静になるよう呼びかけている。
開幕戦バーレーンGPはパレード走行のようになる場面が多かったとして、マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)は全ドライバーに2回のピットストップを義務付けることを検討する必要があると語っていた。
「今日は最高のショーではなかった。みんなそれを認識しているし、お互いに協力して改善しなければならない」ウィットマーシュはレース後にこうコメントした。
また、ブリヂストンが供給するタイヤコンパウンドの選び方によって、戦略の幅を広げることによりレースがパレード走行のようになるのを回避できるのはないかとも言われている。
ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)やルイス・ハミルトン(マクラーレン)もレース後、バーレーンGPのようなレース展開が今後も続く可能性があると語っていた。
また、バーレーンGPで優勝したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は次のようにコメントした。
「予選とスタートが今年の大きなカギになるかもしれないね」
「1コーナーを抜けたところでポジションが決まるようなものだよ」
しかし、ドメニカリはもう少し様子を見てみる必要があると語る。
「待ってみる必要がある。彼(アロンソ)の意見も理解できるが、レースがどのように展開していくのか、もう少し見守ってみようじゃないか」
「違う状況になることもあるだろうから、数レースを戦った後に意見を述べたい。状況について判断する前に、ほかのシナリオをいくつか見る必要があるだろう」