バルセロナテスト4日目(フェラーリ)

2010年03月01日(月)
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フェラーリでは、フェリペ・マッサがこの日の走行を担当した。

マッサはまず、クルマのパフォーマンスやセットアップに取り組み、その後はロングランでのブリヂストンタイヤの反応について確認していた。

マッサの周回数は114周、1分20秒539で3番手になっている。

フェリペ・マッサ
「今月の上旬から予定していたことをこなした。自分たちの作業には満足しているよ。競争力の高いクルマにしたいと思っていたけど、目標は達成できたと思う。信頼性もいいレベルに達しているし、それがとても重要なことだよ」

「誰が最高の仕事をしたのか言うのは難しいね。今日のタイムシートではハミルトン(ルイス・ハミルトン/マクラーレン)ってことになるけど、みんな接近しているし、コンマ数秒の差だよ」

「予選のシミュレーションをしたときも、多くの燃料を積んで走っていたときも、クルマにはとても満足していたよ。僕たちはテストでいい仕事をしたグループにいると思う」

「多くのチームが予選のシミュレーションをしていたから、今日のテストから分かることはあると思う。僕たちが最強だと言う人もいるけど、僕はそう思わない。他の数チームと並んでいると思うよ。もちろん勝つためにバーレーンへ行くけど、勝つためには戦う必要がある」

「ここで空力の改良をいくつか試したけど、クルマのパフォーマンスが向上した。この方向性で作業を進めないといけないね。今上位にいることが重要なんじゃなくて、シーズンが終わるときにトップにいることが重要なんだ」

「クルマにも同じことが言える。僕は幸運なことに、とても強力なフェラーリのクルマに何台か乗ることができたけど、その中でF10が最強なのか、それはアブダビでのレース後に分かるんだよ!」

この冬のテストでは、バーレーンやマレーシアなどシーズン序盤で予想される気温が高い状況での、タイヤの反応が分かっていない。

「状況は少し変わるだろうけど、テストでの走行から、今年ののタイヤがどう機能するのかある程度つかめた。昨日みたいに、あるタイヤには気温が低すぎることも何度かあるだろうけど、たくさんの有益なデータを集められたから、シーズン中に役に立つはずだよ」

「タイヤの反応が戦略にも影響する。もし摩耗が激しければ、ピットストップを増やすかもしれないけど、それはレースごとに変わることだよ」

「今年は燃料の要素がなくなるから、ピットストップのタイミングが今まで以上に予測しにくくなるし、リザルトに与える影響もかなり大きくなる」

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