シューマッハ、シートを奪ったハイドフェルドに謝罪

2010年02月27日(土)
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ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が、メルセデスGPでのレースシート獲得の希望を奪ったとしてニック・ハイドフェルドに謝っていたようだ。ハイドフェルドが明かした。

シューマッハがメルセデスGPから現役復帰することが発表されるまで、ハイドフェルドがメルセデスGPのドライバー最有力候補だとされており、マクラーレンとの交渉を後回しにしてメルセデスGP加入の可能性にかけていた。

「マクラーレンは僕を欲しがっていた」

「交渉はかなり大詰めの段階になっていたよ」とハイドフェルドは『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』へ語った。

しかし、ジェンソン・バトンとメルセデスに買収されたブラウンGPとの交渉が決裂してバトンはマクラーレンへ移籍し、シューマッハとメルセデスGPとの交渉が進展していった。

ハイドフェルドはこの一連の流れの影響を受けたが、他のチームとの接触もあったようだ。

「でも、メルセデス(を待つこと)に決めたんだ」とハイドフェルドは語り、もし2009年にBMWザウバーがハイドフェルドのオプションを行使していなければ、2009年にブラウンGPへ移籍していただろうと明かした。

シューマッハが現役復帰するとのうわさが過熱していったとき、ハイドフェルドのもとにシューマッハから電話がかかってきたことから、ハイドフェルドはシューマッハが本気だと認識したという。

「ヘレステストで初めて会ったとき、彼は僕に、チャンスを奪ったことをある意味では謝っていたよ。素晴らしいことだったし、もし逆の状況だったら、僕も同じことをした」とハイドフェルドは語った。

またハイドフェルドは、今でも通常のトレーニングを続けており、必要であればメルセデスGPの新車MGP W01に乗る準備は整っているとも話している。

「2011年に向けては、レースシートに復帰する大きなチャンスがあると思っている」

「今のところは、メルセデスでの仕事に集中している。どういった結果になるのか、楽しみにしていようよ」とハイドフェルドは加えた。

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