2010年のF1は混戦に?

2010年02月15日(月)
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2回目のF1合同テストが終了したが、2010年のF1は混戦になるとの見方が強い

バレンシアで行われたテストでは、フェラーリが素晴らしい速さを見せつけており、圧倒的な強さで2010年のタイタイトルを獲得する可能性もあると言われていた。

しかし先週のヘレステストでは、燃料の搭載量は不明なものの、フェラーリが圧倒的なタイムを記録することはなかった。

「上位では激しい戦いになっている。(有力なチームが)4チームいるね」とセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌へ語った。

ヘレステストでは全体の13番手になっているベッテルだが、各チームの勢力図について正確に予測するのは難しいともコメントしている。

「ある時は誰かがトップになって、その次には違う誰かがトップになる、それが面白いところでもあるけどね」

レッドブルの新車RB6から「いい感触」を得ていると語るベッテルだが、それ以上は語ろうとしなかった。

また、ウィリアムズのニコ・ヒュルケンベルグは、他チームと比べた自分たちの位置について、各チームはまだ「大まかなアイデア」しかつかめていないと語っている。

「バーレーンで初めてきちんと分かることになる」とヒュルケンベルグは加えた。

『Motorsport Aktuell(モータースポーツ・アクチュエル)』誌によると、フェラーリのフェルナンド・アロンソはこう語っていたようだ。

「去年は、みんなが手持ちのカードを出した後にブラウンGP(現メルセデスGP)がやってきて、すぐに彼らのクルマがタイトルを取ると分かった」

「でも今年は違うよ。周りより飛び抜けていて、倒すべき相手になっているようなチームはいない」

ヘレステスト4日間全体でのベストタイムを見てみると、さらに興味深いことが分かる。ザウバー、トロ・ロッソ、フォース・インディア、ウィリアムズ、レッドブルなどが競争力の高いタイムを記録しているのだ。

「もし接近した戦いになれば、今シーズンはファンが楽しめるだろうね」とフェリペ・マッサ(フェラーリ)は『Blick(ブリック)』紙へ語っている。

ヘレステスト3日目にトップタイムを記録したハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)は、トロ・ロッソの新車STR5が今シーズンのサプライズになるか『Diario AS(ディアリオAS)』紙に質問され、こう答えた。

「予想していたよりも競争力の高いクルマだと思うし、去年よりもいいと思う」

「レッドブルにかなり近づいているよ」

前回のバレンシアテストで好調な走りを見せていたザウバーは、今回も素晴らしい走りを見せ、テスト2日目には小林可夢偉がトップになっていた。

ザウバーは燃料を少なくして走っていたと指摘する意見もあるが、可夢偉のチームメートであるペドロ・デ・ラ・ロサは次のように語っている。

「このクルマは素性がいいし、みんなが思っているよりも速いよ」

「上位グループから大きく離れていないと思う」

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