シルバーストンの新レイアウトは「妥協の産物」?

2010年02月13日(土)
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シルバーストンのオーナーであるBRDC(ブリティッシュ・レーシングドライバーズ・クラブ)のデーモン・ヒル会長によると、シルバーストンの新レイアウトは刺激的なものではないようだ。

今年のイギリスGPは、アリーナセクションを採用した新しいレイアウトで開催されることが11日(木)にシルバーストンから発表された。

しかし、1996年のチャンピオンでもあるヒルは、もともとはMotoGP向けに設計されたこのレイアウトが「フラストレーションのたまる妥協の産物」であり、「ファンをF1にひきつけていた本質的な要素を破壊する」恐れがあると語った。

「もしこれが素晴らしいのかと私に質問しているのであれば、残念だが私は素晴らしいと答えられない」

「最高の設備を提供できないことが残念だ」とヒルは『Daily Mail(デイリー・メール)』紙にコメントしている。

ヒルによると、このアリーナレイアウトはシルバーストンの経済状況を反映した妥協の結果であるようだ。

「速くてエキサイティングなドライバーが愛してやまないコーナー。ファンはそれを求めている。スポーツ面での挑戦を発展させていくことに集中しないなど、筋の通らない話だ」

「私には、完ぺきで素晴らしいサーキットのアイデアがある。だがそれは、今工事が進んでいるものではない」とヒルは加えた。

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