シルバーストンが、2010年のイギリスGPは新しい“アリーナレイアウト”で開催されることを11日(木)に発表した。
MotoGPに向けて、レイアウトを新しくするための改修が行われると昨年に発表されていた。
新しいレイアウトでは、ラップ中盤にアリーナ状のインフィールド区間が追加される。
これまでは、クラブを抜けてストレートを走ると、アビー・シケインで左へ曲がり、ブリッジへ向かっていたが、新しいレイアウトでは右へ曲がってアリーナ区間へ向かうことになる。
左コーナーのプライオリーもレイアウトから外れることになり、ルフィールドでこれまでのコースへ合流する。
シルバーストンによると、「フォーミュラ・ワン・マネジメントの承認」を受けた上で、このレイアウトが7月のイギリスGPで使用されるという。
またスポークスウーマンは、このレイアウト変更で観客の収容数が2万人増えることを示唆している。
シルバーストンのマネジングディレクターであるリチャード・フィリップスは次のようなコメントを残した。
「新セクションは当初、MotoGPの安全規定に合わせて導入されたが、アリーナセクションは2輪と4輪のレース双方を考慮に入れて設計された」
「近代F1マシンがブリッジを加速していく姿が見られないことを寂しがるものもいるだろうが、時代の流れに対応し、全体的に向上させる方法を考え続けなければならない」