2010年にF1へ復帰するエンジンメーカーのコスワースでは、2010年仕様エンジンの出荷準備が整ったようだ。
今年からF1に新規参戦するヴァージン、カンポス、USF1、ロータス、そして過去にコスワースエンジンを使用していたことのあるウィリアムズという合計5チームが2010年にコスワースエンジンを搭載する。
コスワースがF1エンジンを供給するのは2006年以来のことだが、コスワースでは2010年エンジンの開発が進められていた。
2月から始まる合同テストを前にして、コスワースのF1エンジンも出荷準備が整い、ジェネラルマネジャーのマーク・ギャラガーは『Autosport(オートスポーツ)』誌へ次のように語っている。
「CA2010の最初の出荷分は梱包(こんぽう)が完了し、顧客の元で搭載され、火を入れ、初期テストをするための準備が整った」
「シーズンの開幕までにはまだ大量の作業が残っているので、このエンジンが来月にサーキットで走っている姿を見ることを楽しみにしている」
「夏と秋はこのプロジェクトで非常に忙しかったが、コスワースやサプライヤーの懸命な作業のおかげで、エンジンの準備が整い、非常にうれしく思っている」