バレンティーノ・ロッシが、F1に転向する予定はないと語っている。
MotoGPチャンピオンであるロッシとヤマハの契約は今年の末で終了するが、先日に2008年型のフェラーリでテストを行ったことで、ロッシは再びF1界からの注目を集めていた。
21日(木)には、フェリペ・マッサ(フェラーリ)と父がガレージから見守る中、GP2のスリックタイヤを装着したロッシは、2009年のスペインGPで記録されたファステストラップよりも速いタイムで周回した。
だがロッシは、次のように『El Periodico(エル・ペリオディコ)』紙へ語っている。
「F1に来られるようなったときには、僕は年をとりすぎている。こっち(F1)には素晴らしいドライバーが多いしね。バイクという自分の世界に満足しているよ」
「これは、単なる遊びであり、楽しんでいるだけなんだ。このチャンスをくれたすべての人に感謝している」
フェラーリは、F1で3台目を走らせて、ロッシを乗せたいと語っていた。しかしロッシは『AS』紙に対し、「楽しいけど、現実的ではない」話だとして、こう加えた。
「明日にはMotoGPライダーに戻るよ」