ルーベンス・バリチェロ、2010年限りでF1引退の可能性も?

2010年10月29日(金)
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F1の史上最多出走記録を更新中のルーベンス・バリチェロだが、今季限りで引退に追い込まれるとのうわさが出てきた。

ウィリアムズについては、今年のGP2チャンピオンであり、母国ベネズエラから大きなスポンサーを持ち込めるパストール・マルドナードが加入するとのうわさもある。ウィリアムズの現ドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグも、マルドナードのうわさを気にしていると韓国GPの際に認めていた。

また『Auto Bild Motorsport(アウト・ビルド・モートアシュポルト)』によると、ウィリアムズは冬になるまで2011年のドライバーを発表するつもりはないという。

ウィリアムズのドライバー発表が遅れているのは、スポンサーの問題によるものだ。ウィリアムズは、今季限りでRBS、フィリップス、エアアジア、マクレガーといったスポンサーを失う。

一方で、マルドナードはベネズエラの国営石油企業PDVSAから支援を受けており、PDVSAのスポンサーシップによって、1,500万ドル(約12億円)を持ち込むと言われている。そして、ウィリアムズは、ヒュルケンベルグとバリチェロのどちらを放出するか決めていないようだ。

当初、バリチェロの残留は確実視されていたが、ウィリアムズのエンジニアリング責任者であり、共同オーナーでもあるパトリック・ヘッドの発言によって、バリチェロ放出説が浮上してきた。ヘッドは韓国GPの際、次のように話していた。

「ニコは、F1に来る前も、来てからも十分に自分の価値を証明する働きをしたと思う」

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