フォース・インディアのエイドリアン・スーティルが、シンガポールGPを前にした心境を語った。
エイドリアン・スーティル
「シンガポールは、バレンシア(ヨーロッパGP開催地)とモナコの中間のような真の市街地コースだね。特にターン1、2、3など、ランオフエリアが広くてとても安全な場所もある。でも、コーナーがたくさんあるから、挑戦しがいのあるコースだよ」
「ご存じのように、ナイトレースだから、まったく違った取り組み方になる。日中は寝ていて夜にレースをするんだ。ここ2年は問題なかったし、毎年コツを学んでいるから、今年はより楽になるだろうね。照明の下でのレースも、まったく問題はない。去年はとても明るかったので、夜に運転している実感はあったけど、視界ははっきりしていた」
「今回はポイント獲得を目標にしないといけない。ウィリアムズはイタリアで素晴らしいパフォーマンスを見せて、僕たちとの差をつめてきたから、できるだけ多くのポイントを獲得する必要がある」
「追い抜きをできる場所は少ししかないので、予選が重要になるし、いい位置からスタートするために、プラクティスからパッケージ全体をうまくまとめていく」
「僕たちはすでに、このクルマにはトップ10に入る実力があることを証明してきた。モンツァ(イタリアGP)では、Q3までほんの100分の数秒だったしね。でも、ポイント獲得に向けたチャンスを最大にするため、今回はトップ10に入る必要がある」
「高ダウンフォース仕様を走らせるのはハンガリー以来だけど、いくつか空力面で改良しているし、シンガポールのコースに合わせてボディワークの変更も行う。とても楽しみだよ」
「モナコでは素晴らしいレースができたし、ハンガリーではピットレーンでの事故がなければポイント圏内に入れていた。これまで、シンガポールでは運に恵まれていないけど、今回はそれをくつがえす最大のチャンスなんだ」