元F1ドライバーで、現在はフォルクスワーゲンのモータースポーツ責任者を務めるハンス・ヨアヒム・シュトックが、頭部を負傷して手術を受けた。
『Welt(ヴェルト)』、『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』、『Express(エクスプレス)』などドイツ語のメディアによると、数週間前にニュルブルクリンクでアウディR8に乗って激しくクラッシュした際、頭部に血腫(けっしゅ)ができていたことから、シュトックは7日(土)に手術を受けたようだ。
先週末にニュルブルクリンクで行われたフォルクスワーゲン・シロッコのサポートレースでシュトックは、頭痛やめまい、平衡感覚の喪失、吐き気などを訴えていた。
シュトックはドイツ・ノイヴィートの病院に入院しており、すでに集中治療室から一般病棟へ移っているようだ。
「プラクティスの後、医師に相談するようシュトリーツェル(シュトックの愛称/ドイツの細長いパンの名前)にアドバイスした」とフォルクスワーゲンのモータースポーツ・ディレクターであるクリス・ニッセンは語った。
フォルクスワーゲンのスポークスマン、シュテファン・モゼールもシュトックが手術を受けたことを認めている。