フェラーリの育成ドライバーであるジュール・ビアンキが、31日(土)にハンガリーでケガを負った。
31日に行われたGP2のレースで、スタート直後にART所属のビアンキがスピン。さらに、ルノーのテストドライバーであり、DAMS所属のタン・ホー・ピンが、ビアンキのクルマと正面衝突してしまった。
この事故によりビアンキは、昨年にフェリペ・マッサ(フェラーリ)がハンガリーGPの予選で負傷した際に入院したAEK病院へ搬送された。
ビアンキと複数年の契約を結んでいるフェラーリによると、ビアンキは脊椎(せきつい)を損傷してしまったようで、「復帰までには長期間かかる」とのことだ。
さらにフェラーリは、「リハビリのプログラムをすべて完了するまで、彼がコックピットに戻ることはない」と加えている。
皮肉なことに、昨年のハンガリーGP予選で負傷し、残りのシーズンを欠場したマッサと同じく、ニコラ・トッドがビアンキのマネジャーを務めている。