山本左近が、ハンガリーGPでもヒスパニア・レーシング(HRT)からレースに出場するとの見方が強まっている。
苦戦が続くHRTに500万ドル(約4億3,000万円)を持ち込んだとも言われる左近はまず、イギリスGPでブルーノ・セナに代わってレースに出場。その後、ドイツGPではカルン・チャンドックに代わってレースに出場した。
チャンドックは、HRTに新スポンサーのジェイピーをもたしたにもかかわらず、ドイツGPではシートを失った。
チャンドックは、ハンガリーGPでは自身がレースに出場することになりそうだとして、「(ドイツGPの)レース後に、次のレースについて話すことになる」と語っている。
セナはドイツで、2010年シーズン残りのレースでは、自身がシートを失うことはないとコメントしていた。しかし、『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙は、HRTのテスト兼リザーブドライバーであるクリスチャン・クリエンも今シーズン中のレース出場を見込んでいると報じた。
その一方で『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』は、「資金力がものを言い、セナと山本がハンガリーで(クルマに)乗りそうだ」とも伝えている。
レース後に発表されたリリースの中で、左近は自身がハンガリーでもレースに出ることを示唆するような発言をしていた。
「いくつかセットアップ変更も行っていたので、次のレースに向けて役に立つでしょうね」