ライバルであるロータスはスペインGPで1秒速くなると自信を見せていたが、大幅に改良されたクルマを使うことになるティモ・グロック(ヴァージン)も、この改良によってコンマ7秒向上したと考えているようだ。
グロックのクルマが改良されている一方で、アイスランドでの火山噴火の影響でクルマの輸送にも遅れが生じ、時間が足りなかったためにチームメートのルーカス・ディ・グラッシはスペインGPで改良されたパッケージを使用できない。
グロックのクルマは、ホイールベースの延長、燃料タンクの拡大、予選を少ない燃料で走れるようにする新燃料システム、新しいフロントウイング、フロア、バージボードなど、多くの点が変更されている。
「燃料タンクが主な変更点だね。うまく機能すれば、これだけでコンマ5秒からコンマ6秒短縮できる」とグロックは自信を見せる。
さらにグロックは、他の変更でコンマ1秒からコンマ2秒短縮できるとしており、こう加えた。
「僕たちの目標はロータスに勝つことだよ」