ふたりの元F1ドライバーが、今季F1へ復活し非難されているミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)に、耐えることを望んでいる。
7回ワールドチャンピオンに輝いたシューマッハは、今季4戦が終わった時点でチームメートのニコ・ロズベルグに40ポイント先行されている。
70年代と80年代に6度グランプリで優勝した経験のあるジャック・ラフィーが「ミハエル・シューマッハについて心配していない」と語った。
「(メルセデスGPの)クルマは、彼のドライビング・スタイルに合っていない」とドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に話した。
「トラック上で、彼がアンダーステアに苦しんでいるのを見てとれる」と付け加えた。
スペインGPで、メルセデスGPは新しいホイールベースを投入し、重量配分を改善する予定。ラフィーは、バルセロナでのレースで、シューマッハが「より良い」走りをすると考えているようだ。
また、元F1ドライバーでベネトン時代にシューマッハのチームメートだったマーティン・ブランドルもシューマッハを擁護している。
「彼の能力を信じている。彼がより多くの時間を必要としていると私は思っている。9月に同じような結果だったら、私は心配するだろう」
「テストがないということは、彼にとってとても厳しいことだ」と付け加えたブランドル。さらに今季のフリー走行で「1、2度シューマッハ・マジック(シューマッハの以前の素晴らしい走りのこと)」を見たと主張している。