ブリヂストンの2010年オーストラリアGP予選レポート

2010年03月27日(土)
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アルバート・パークで開催されたオーストラリアGP予選は、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルがブリヂストンのソフト・コンパウンド・タイヤでコースレコードとなる1分23秒919を記録し、ポールポジションを獲得した。

明日の午後の決勝レースのスタートでは、ベッテルのチームメートのマーク・ウェバーが彼の隣に並ぶ。地元のヒーローであるウェバーは、午前中のプラクティス・セッションではソフト・コンパウンドを装着して1分24秒719の最速ラップタイムを記録した。

浜島裕英(ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)
今日の走行のポイントを教えて下さい。
「予選はタイムが非常に接近した良いバトルでした。セバスチャン・ベッテルが見事なポールポジション獲得を果たしました。トップ10は興味深いラインアップになりましたので、明日のレースはさまざまな可能性を秘めています。今日は昨日よりも気温がかなり低く、特に予選はドライバーたちにとっては難しかったと思います。予選は雨になる恐れがあったため、異なる戦略が用いられて興味深かったです」

明日のレースではどのような戦略が考えられますか?
「コースコンディションによって大きく変わると思います。昨夜の雨で、今日のスタート時点ではコースがかなりグリーンな状態でした。明日のレースの前に雨が降れば、かなり難しいコースコンディションになるでしょう。ソフトタイヤでスタートするドライバーは、クルマやセットアップによっては、左側のフロントまたはリア、もしくは両方のタイヤのグレーニングに苦しむかも知れません。ドライバーがタイヤをいたわることができれば1ストップ戦略も可能でしょう。ここはピットレーンの制限速度が通常よりも低いことも1ストップの選択肢を可能にすると思います。ソフトタイヤはハードよりもラップあたり約0.5秒ほど速いですが、まだ十分なデータがないため、ソフトタイヤがここでどれだけもつかは分かりません。これと、変わりやすいメルボルンの天気が、明日のレースの最大の未知数です」

(ブリヂストン・プレスリリース)

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