ブリヂストンからF1タイヤの供給を受けられなかったステファンGPは、GP2タイヤでのテスト開始を目指したようだ。
「(GP2の)サーキットもFIA(国際自動車連盟)との契約下にあり、(GP2)タイヤを使うこともできなかった」とステファンGPのチーム代表ゾラン・ステファノビッチは『Balkan Insight(バルカン・インサイト)』へ語った。
ステファンGPは2010年からのF1参戦を目指しており、トヨタが2010年に向けた開発していたパッケージで準備を進めている。
当初は今週にポルトガルでテストを行う予定だったステファンGPだが、タイヤの供給を受けられなかったため、中止せざるを得なかった。
「F1で使われるのと似たようなタイヤを他メーカーから入手することも可能だったが、F1では認められていないものだ。テストで事故に見舞われる可能性もあるので、危険を冒すことはできなかった」とステファノビッチは語る。
タイヤの供給を受けられなかったステファンGPだが、参戦の危機が伝えられるUSF1について調査するため、FIA関係者がUSF1の本拠地を訪問しているとも報じられており、ステファンGPの参戦が実現する可能性は残されている。