ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)がニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)に対し、冗談まじりにアドバイスを贈った。
メディアから、ロズベルグへ何かアドバイスはあるかと質問されたバリチェロは、笑顔で次のように答えていた。
「あるよ。そこから離れろ。僕が彼に言えるのはそれだけだね」
フェラーリ在籍時代、ミハエル・シューマッハ(現メルセデスGP)のチームメートとして6シーズンを過ごしたバリチェロは、2010年にシューマッハのチームメートとなるロズベルグに同情している。
「別に否定的になっているわけじゃない」ウィリアムズの新車FW32の初テストを終えたバリチェロはこう語り、さらに続けた。
「自分の知っていることや、今日のマイケル(シューマッハ)がどれだけ速かったかを考えれば、(ロズベルグにとっては)厳しい試練になると思うよ。彼の幸運を願っている。彼はワールドチャンピオンになる素質を持った若者だからね」
シューマッハの現役最後の年となっていた2006年にデビューしていたロズベルグだが、1日(月)に集まったメディアには驚いたようだ。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が次のようなロズベルグのコメントを掲載している。
「朝の発表会のとき、100台のカメラがミハエルの方を向いていて、僕の方を向いているのは1台だけだった」
「これには慣れていくし、理解するよ。それに僕はレーシングドライバーだ。カメラの数なんて、僕には大した問題じゃない」