ルノーの2010年型車R30は、FIA(国際自動車連盟)が義務付けているクラッシュテストに合格しなかったとうわさされているが、2月1日からバレンシアで始まるテストには登場するようだ。
2010年にルノーへ移籍したロバート・クビサは先週、エンストンのチーム本拠地でシート合わせと行っていたが、1月下旬には再びチームのファクトリーに行くようだ。
「バレンシアでの1回目のテストに向けて、きちんとした(2010年型)シャシーを試して、シートも造らないといけないからね」とクビサは話している。
ルノーは昨年、チーム首脳がドライバーへ故意にクラッシュすることを指示したとされる“クラッシュゲート”スキャンダルが発覚し、先日には大部分のチーム株式がジェニイ・キャピタルへ売却された。
だがクビサは、すでにルノーでの居心地が良くなっているとして、次のように語った。
「1回目のテストまで、長く待たないといけないのが唯一の難しいことだったよ。この冬は長い間クルマに乗っていないからね。早くバレンシアに行きたいよ!」
R30は、1回目の合同テストが始まる前日の31日(日)、バレンシアで発表される予定だ。