2010年シーズンに向けて、その動向があまり報じられてこなかった中嶋一貴だが、来年もF1へ参戦できる可能性があるようだ。
『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙によると、11日(月)に25回目の誕生日を迎えた中嶋は、カンポスの苦境によってF1残留の道が開ける可能性もあるとのこと。
数日前には、カンポスが2010年シーズンの予算確保に苦戦しており、シャシー・パートナーであるダラーラへの支払いにも苦労していることが明らかになっていた。
南アフリカの実業家トニー・ティシェイラが買い手候補の1人だとされているが、F1最高権威のバーニー・エクレストンは、他のシナリオを希望していると『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙は報じている。
新たに浮上してきた買い手候補はステファンGP。同チームは2010年からのF1参戦を希望しており、トヨタが2010年に向けて開発していたクルマ、ギアボックス、エンジンを引き継ぐ契約を結んだとされているチームだ。
この契約によって、中嶋がシートを獲得する可能性があるとのこと。
トヨタはF1から撤退したが、TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)出身である中嶋のF1残留を支援すると語っていた。
カンポスはすでに、ブルーノ・セナと2010年の契約を結んでいる。