ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーが、ジャンカルロ・フィジケラ(フェラーリ/リザーブドライバー)とニック・ハイドフェルドがドライバー候補だったと認めた。
すでに小林可夢偉との契約を発表していたザウバーだが、可夢偉のチームメートにはペドロ・デ・ラ・ロサを選んでいる。
しかしデ・ラ・ロサとの契約が発表される直前まで、チームへエンジンを供給するフェラーリが、フィジケラの起用を強く求めていると報じられていた。
「われわれはBチームではない。だが、ある程度の従属関係はあった」とザウバーは『Motorsport Aktuell(モータースポーツ・アクチュエル)』紙へ26日(火)に語り、さらに続けた。
「もしどちらかのレースドライバーとうまくいかなければ、フェラーリではフィジケラが待っていただろう。われわれにとっては、とてもまずいことになっていたはずだ」
さらにザウバーは、ハイドフェルドも候補だったことを認めている。
「彼はわれわれと7年間ともに戦っていた」
「私は新しいスタートを切りたかったが、ニックとはそれを実現できなかった」とザウバーは加えた。