25日(月)に行われたメルセデスGPのチーム発表で、ニック・ハイドフェルドがリザーブドライバーになったと発表されることはなかった。
週末には、ハイドフェルドがリザーブドライバーに決定したと報じられていたが、チーム代表のロス・ブラウンは、まだ最終的な決断を下していないと語っていた。
25日の発表会にはブラウンの他にも、ドライバーのミハエル・シューマッハとニコ・ロズベルグ、ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ/モータースポーツ責任者)、ニック・フライ(チームCEO)などが出席した。
しかも、昨年までメルセデスのワークスチームだったものの、今年からはライバルチームとなるマクラーレンのマーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)までもが発表会に出席していた。
メルセデスGPの発表会に出席したウィットマーシュに対する感謝のしるしとして、29日(金)にはハウグがマクラーレンの2010年型車発表会に参加するとみられている。
この発表会でブラウンは、数日以内にリザーブドライバーを決定する可能性が高いと語っている。
一方で、F1に復帰するシューマッハが、これまでとは違う一面を見せていた。発表会の序盤に流された映像の中でシューマッハは、赤い車の中からウインクをしていたのだ。
また、シューマッハのヘルメットは、2010年も鮮やかな赤のままとなっている。