バレンティーノ・ロッシが所属するMotoGPチームの責任者は、ロッシがフェラーリへ移籍し、F1へ転向してしまうのではないかと心配している。
ライバルチームのドゥカティが、ロッシへ2011年からの契約をオファーしたともうわさされているが、ロッシが現在所属しているヤマハのチームマネジャー、ダビデ・ブリビオは次のように語った。
「最大の脅威はフェラーリだ」
ロッシは今週、カタルーニャ・サーキットでフェラーリの2年前のF1マシンF2008をテストしていたが、これはMotoGPでチャンピオンになったご褒美だとされていた。
もしF1での3台出走が認められれば、フェラーリはロッシにシートを与えるだろうとも言われている中で行われた今回のテスト。ロッシは見事なタイムを記録していた。
「あの素晴らしいタイムのことは心配する必要がある。バレンティーノが転向を考える可能性もあるからね」とブリビオは23日(土)に『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙へ語った。
ロッシは最近にもF1転向を否定していたが、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙は、国際モーターサイクリズム連盟のインタビューで、ロッシがF1転向を示唆していたことを指摘した。
このインタビューの中でロッシは、カタルーニャ・サーキットをF1テストの場に選んだのは、「きちんと比較するため」であると語っていた。
「数ヶ月以内に将来のことを決めるよ。ドゥカティからもオファーをもらっている。数ヶ月ですべてが決定する」とロッシは加えた。