トヨタのF1活動を行っていたトヨタ・モータースポーツ有限会社(TMG)とヒスパニア・レーシング(HRT)との技術提携が、15日(月)に発表される。
これは、HRTが拠点を置くスペインの『Marca(マルカ)』紙が報じたもので、同チームは来年に「非常に大きな一歩」を踏み出すという。HRTはすでに、ウィリアムズからギアボックスの供給を受けることと、フアン・ビリャロンガによる出資を明かしていた。
『Marca(マルカ)』によると、今回の提携にはトヨタのF1マシン、TF110の使用も含まれているという。TF110は、トヨタが2010年のF1に向けて開発していたが、トヨタのF1撤退により、結局はレースで使われることがなかった。
さらに、2つの風洞施設と100名以上のスタッフを使うことも契約に含まれているという。
ドライバーとしては、ペドロ・デ・ラ・ロサの起用がうわさされているが、デ・ラ・ロサはインディカーのチームからもオファーを受けているとの報道がある。
「これは、来年に向けたスポンサーのグループを引きつける大きな一歩になるはずだ」と『Marca(マルカ)』紙は伝えている。