フェラーリのフェルナンド・アロンソは、韓国GPで優勝した。
フェルナンド・アロンソ
「こういった形で勝つのは最高な気分だよ。コースのコンディションのせいで、とても苦しんで得た勝利だった。スタート時には、コースの状況、特に視認性には注意が必要だった。あのときが一番心配だったよ。コースにとどまるだけでも一苦労だったからね。ここでウエットで走った経験はなかったから、目安になるものが何もなかった」
「ウェバー(マーク・ウェバー/レッドブル)のリタイアで、僕たちの走り方も少し変わった。あまりリスクを冒さずに表彰台に登るだけで、十分だったからね。自分の目でレッドブル2台のトラブルを間近から見たよ。こういった状況では、最高潮の集中力をたもつんだ。ハイスピードコーナーもあるし、考える時間なんてないからね」
「間違いなく、今回のレースで僕たちがチャンピオンになる可能性は大きくなった。でも、F1が数字だけの勝負ではなく、運も必要だってことが証明されたよ! バレンシア(ヨーロッパGP)やシルバーストン(イギリスGP)で起きたことを考えれば、ものごとはめぐってくるってことだね」
「まだ50ポイント獲得できる。レッドブル勢がまだ有力な候補だけど、僕たちも全力を尽くしていくし、全レースで表彰台を目指していくよ。今年は、継続的な開発のおかげで、シーズン後半にクルマが大きく進化した。予想以上だったかもしれないけど、たった1回の週末ですぐに状況が変わってしまうからね」
「でも、この結果はチームにふさわしいものだし、チームのみんなの幸せな顔を見るのが僕の夢なんだ」