各F1チームの首脳が、2011年シーズンはセーフティカー導入中にピットレーンを閉鎖することも検討している。
以前にもセーフティカー導入中のピットレーン閉鎖ルールが導入されていたが、燃料切れになったクルマが給油のためのピットインを強いられ、ペナルティーを受けていたことから、このルールは撤廃となった。
しかし、現在のF1ではレース中の給油が禁止になったため、このルールが再導入される可能性もある。導入された場合、セーフティカー先導中は常にピットレーンを閉鎖する案が有力だ。
これは、セーフティカー導入による「くじ引き」のような影響を最小限にとどめることが目的だが、下位チームにとっては大きなチャンスになるのも事実である。そのため、下位チームはルール変更に反対するとみられている。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、この問題が韓国GPで話し合われると報じたが、2011年に導入する場合、全チームの同意が必要になる。
だが、2012年に導入する場合は、過半数のチームが同意するだけで、世界モータースポーツ評議会の認可を求めることができる。