ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が、F1に復帰してから苦戦が続いていることについて、自身の年齢が原因かもしれないと認めた。
シューマッハは2006年にF1から引退したものの、2010年にメルセデスGPから現役復帰。だが、これまで期待されていたような結果を残せていない。その理由についてシューマッハは、現在のブリヂストンタイヤやメルセデスGPの2010年型車W01の特性など、技術的な面が主な理由だと語っていた。
しかし、『News of the world(ニュース・オブ・ザ・ワールド)』が次のようなシューマッハのコメントを報じた。
「結局のところ、自然の摂理には逆らえないよ。41歳の男が、どうやってトップレベルにいる23歳や24歳と張り合うんだい?」
「僕には経験も、高いレベルのスピードもある。でも、それがフェラーリでの絶頂期と同じものなのか、知る術はないと思う」
「フェラーリでは、そのレベルに到達するため、10年間取り組み続けた。今回は、まったく新しいチームに1年いるだけなんだよ」
これまでに通算91勝を記録しているシューマッハだが、2010年は表彰台すら獲得できておらず、チームメートのニコ・ロズベルグには58ポイントもの大差をつけられている。